手術

Posted by admin on 2013年3月15日 in 生活 |

私は兄弟の中で1人だけ手術を受けた経験があります。それは5歳くらいから30歳までの間で、合計3回に及びます。

5歳の頃の手術の内容ははほとんど覚えていませんが、リハビリをしたり、長期入院で退屈した事を覚えています。しかし、29歳の時に再び大きな手術をするために入院が必要になり、嫌嫌ながら病院へ向かいました。

入院は何度も経験があるため、どんだけ退屈かも分かっているのですが、やはり入院初日の「閉じ込められた感」はとてつもなく大きいものです。抜け出したくとも自力で抜け出す事はできませんし、腕には名前と番号がかかれた紙みたいなやつが付いています。私の行動は全て監視され、何から何まで記録されています。

やっぱり病院は大嫌いと思い、病院の外でぼーっとして数時間後ベットへ戻ってみると、私が点滴の時間にいなかった事が問題になり、こっぴどく怒られる事に。

「早く治して退院したくないの?」と言われてしまいましたが、早く退院したいにきまっています。私のやる気のない行動に、お医者様も看護婦さんも参ってしまっていましたが、そんな事は私にとってはお構いなしです。手術しなくて済むのなら、私だってしたくないのは当然なのです。誰も好きで病気になったんじゃないと思っていたのです。

しかし、手術当日はやはり緊張し、どれくらい痛さに耐えなければならないだろうと、不安に襲われます。そんな私の不安をよそに、手術の準備はちゃくちゃくと進み、とうとう手術台へ、麻酔をかけられれば、次に目を覚ますのはベットの上だと分かっていたのですが、

思ったよりも早く麻酔が覚めてしまい、手術室から病棟へ運ばれる最中に目を覚ましてしまいました。そこからは激痛と戦う事になり、息をするのも苦しく、生きている事さえ苦痛になるくらいの痛みに耐えられず、ナースコールで看護婦さんを呼びました。

あまりの痛さに痛み止めをお願いするも、さっき痛み止めを注射したばかりだから、今は出来ないというのです。ただただ苦しむ私の手や肩をさすりながら、頑張ってと繰り返します。

あれだけやる気のない素振りの私に、腹立たしい気持ちにもなっただろうに、私が苦しんでいる時は優しく手を差し伸べてくれた看護婦さんに、今までの行動が恥ずかしくなりました。

それから退院まで、なるべく迷惑をかけないように、ベットから離れる場合はどのくらいで戻る、何所へ行くというメモを残すようになりました。お見舞いなどで外まで見送りに行く時は、あらかじめ点滴の時間も聞くようになりました。

そして退院の日、仲が悪かった看護婦さんともすっかり仲良くなり、お互いの健康を祈りながらお別れをしました。とても辛い入院でしたが、とてもよい経験をしました。あれから一度も病棟へ行くことはありませんでしたが、また手術しなければならなくなった時、あの病院で手術したいなと思うのでした。

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